人生後半の準備を、書き出して整理する

診断ではなく、ご自身の考えを書き出すためのチェックリストと、考え方の例を集めました。このページで操作した内容は保存も送信もされません。気になるところから、ご自身のペースでお使いください。

整理しておきたい6つの視点

終活の準備は、次の六つの視点で考えると整理しやすくなります。それぞれについて、いま分かっていること、分からないことを紙に書き出してみてください。診断や点数づけはありません。

ご家族の状況

配偶者、お子さん、ごきょうだいなど、ご家族の構成と、それぞれとの関係を書き出します。誰に何を伝えておきたいかを考える出発点になります。

資産と負債

不動産、預貯金、保険、投資、借入などを、名前だけでも一覧にします。金額の把握や課税の判断は、必要に応じて専門家にご確認ください。

介護についての希望

人生の終盤に、どこで、誰に支えられて過ごしたいかを書き出します。自宅と施設のどちらがよいかは、状況により変わるため、今の考えとして残しておきます。

遺言と相続の準備

遺言書の有無、相続人になりそうな方との関係、特別に配慮したい方がいるかを整理します。方式の選択や内容の法的な確認は、専門家の領域です。

デジタル資産

SNS、メール、クラウド、ネットバンク、定額サービスなど、使っているサービスの名前を書き出します。IDやパスワードの扱いは、安全面を考えて慎重に決めます。

これからの過ごし方

いま一番気になること、これから大切にしたいことを書き出します。終活は準備であると同時に、これからの時間を整える作業でもあります。

書き出しだけなら、10分ほどで始められます。続けて、下のチェックリストと考え方の例もご覧ください。

チェックリスト(40代からの目安)

終活には、やることが数多くあります。ただ、すべてが同じ時期に必要なわけではありません。気になる項目から、できたものに印を付けてみてください。印は、このページを閉じると消えます。

40代からのチェックリスト

自分の資産を整理して、財産の一覧をつくる
遺言書をつくるかどうかを考え、必要なら専門家に相談する
重要書類(戸籍関係、保険証など)の保管場所を確認する
配偶者やお子さんと、これからの暮らしについて話し合う
生命保険や介護保険の内容を見直す
デジタル資産(SNS、メール、クラウド)の一覧をつくる
介護についての基本的な希望を書き留める
木々に囲まれた、青緑色に澄んだ川の水面(イメージ写真)

チェックリストの使い方

チェックリストは、これからやることの一覧であると同時に、すでに済ませたことを確かめるためのものでもあります。年に一、二度、見直すことをおすすめします。相続や税に関する制度は改正されることがあるため、手続きの前には、最新の情報を専門家や公的機関でご確認ください。

書類とアカウントの整理のしかた

終活に関わる書類は、戸籍関係から保険、銀行口座の情報まで多岐にわたります。何を、どこに置き、誰に知らせるかを一覧にしておくと、家族が探す手間を減らせます。ここでは、ご自身で始められる整理の考え方をご紹介します。

重要書類の整理

戸籍関係の書類、健康保険証、年金関係の書類、各種の保険証券、銀行口座に関する書類。まずは名前だけを一覧にして、保管場所をメモします。原本は、ご自身が管理できる場所に置いたままで構いません。

金融資産の一覧

銀行口座、証券口座、年金、保険。取引先が複数あるときは、全体像をつかむだけでも大きな前進です。金融機関名、連絡先、取引の種類を書いておけば、口座番号や残高まで書く必要はありません。

パスワード・アカウントの扱い

メール、SNS、ネットバンク、クラウドなど、使っているサービスの名前を一覧にします。IDやパスワードをどう控え、誰にどう伝えるかは、安全面から慎重に考える必要があります。パスワードそのものを他人に預けることは、当社ではおすすめしておらず、お預かりもしません。

スキャンして残す場合

書類をスキャンして残すと、水害などで原本を傷めたときの手がかりになります。ただし、データの置き場所と、開くための方法を決めておくことが前提です。

家族との共有

どこまでを誰と共有するかは、ご自身で決めて構いません。一覧があること、置き場所だけを伝えておく方法もあります。

更新のしかた

新しい契約が増えたり、情報が変わったときは、そのつど一覧を直します。年に一度、日を決めて見直すと続けやすくなります。

選択肢を整理する考え方の例

終活では、いくつもの選択肢に向き合います。「相続の分け方」「介護の場所」「お別れの形」。以下は、ボタンを選ぶと一般的な考え方の例が表示されるものです。診断や助言ではなく、答えは人それぞれです。

1. 相続の方針について、いまどのようにお考えですか?
考え方の例: 法定相続分に沿った分け方は、相続人が受け入れやすい方法の一つです。遺言書で定める場合の方式や書き方は、弁護士・司法書士・行政書士・公証人にご確認ください。当社では、考えを整理するところまでをお手伝いします。
考え方の例: 特定の方に多く残したい場合は、遺留分(一定の相続人に法律上保障された取り分)への配慮が必要になることがあります。事前の話し合いと、専門家への確認が大切です。当社では、家族への伝え方の整理をお手伝いします。
考え方の例: 寄付先、寄付の方法(遺言による寄付、生前の寄付など)、相続人への伝え方がポイントです。税金の扱いは状況により異なるため、税理士などの専門家にご確認ください。
考え方の例: 決めていなくても問題ありません。「誰に何を残すか」の前に、「何を持っているか」の一覧づくりから始める方法があります。
2. 介護が必要になったとき、どのような環境を希望されますか?
考え方の例: 自宅での介護では、家族の負担をどう分けるかが課題になります。介護保険サービスの利用は、お住まいの市区町村や地域包括支援センターに相談できます。事前に家族で役割を話し合っておくと安心です。
考え方の例: 施設には、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなど、いくつかの種類があります。費用、立地、受け入れ体制は施設ごとに異なるため、複数を見学して比べる方法があります。
考え方の例: 状況に応じて変えていく考え方も現実的です。介護の状態や家族の事情が変わるたびに話し合う機会を設けると、見直しやすくなります。
考え方の例: 決められなくて当然です。まずは「どこで過ごしたいか」「誰に頼りたいか」「避けたいことは何か」を書き出すところから始められます。
3. お葬式・供養について、どのようなご希望がありますか?
考え方の例: 多くの参列者をお迎えする形です。規模、費用、参列してほしい方の範囲などを、葬儀社の見積もりで比べておくと、家族の判断が楽になります。希望は「葬儀・供養の希望の記録」としてまとめておけます。
考え方の例: 家族や親しい方で見送る小さな形です。事前に友人や知人へどう知らせるかを決めておくと、あとで行き違いが起きにくくなります。
考え方の例: 式を行わず、火葬のみとする形です。自治体や火葬場によって取り扱いが異なるため、お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。供養の方法は、別に考える必要があります。
考え方の例: 散骨や自然葬は、実施する場所や方法に決まりや配慮が必要です。事業者の内容と費用を比べ、家族に趣旨を伝えて理解を得ておくことが大切です。

活用のコツ

定期的な見直し

終活の内容は、一度つくって終わりではありません。引っ越し、転職、家族構成の変化などがあったときが、見直しの目安です。

家族との共有

書き出した内容は、信頼できる家族に早めに知らせておくと安心です。ご自身の考えが伝わっていると、いざというときの迷いを減らせます。

専門家への相談と組み合わせる

このページは考えを整理するためのもので、遺言書の作成、相続税の計算、医療の判断などは対象外です。必要なときは、有資格者や専門機関にご相談ください。当社では、専門家のご紹介は行っていません。

書き出してみて、迷ったら

書き出した内容を一緒に見ながら、次に何をするかを考えます。専門家に相談する前の整理も、お手伝いできます。

夕日に照らされた湖面と、ピンク色の花をつけた木(イメージ写真)
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